2009年3月26日木曜日

地上に永遠の平和は訪れるのか?

『世界中の人達が想念を自由にやりとりできるようになれば、地上に永遠の平和が訪れる。』

この言葉はある哲学者が述べた言葉です。
こ言葉が真実なのかどうか、実際にやってみなければわからないでしょう。しかし、過去に世界中の人達を共通の言語で結び付けようとする試みが行われてきました。

出口王仁三郎氏は、終戦後に「愛善会」をつくり「エスペラント語」の普及に努めました。この「エスペラント語」は世界共通語として作られたものでした。しかし、それはあまり普及しませんでした。現在は「英語」がそれに取って変わるものとして普及し始めています。

旧約聖書を読むと、過去に人類は共通の言語で意思疎通をしていました。しかし「バベルの塔」で知られる物語によると、その時代に、人類は神をないがしろにしておごり高ぶり天にも達する高い塔を作ったのでした。この行動が神の怒りを買い、地上の人類は民族により異なる言語を話すようにされて、人類は民族や言語により分断されてしまったというのです。

つまり地上人類の一体性が、その時、失われてしまったのです。

ですから、人類が過去の栄光を取り戻し一体化するためには、人類共通の言語を話すか、想念(思いや感情)を自由に交信できるようになる必要があるわけです。そうなれば、言語の壁が崩れて、友好関係が築きやすくなることが考えられます。そして、世界中の人たちの間に友好と親善の輪が広がるわけです。

このように世界各国の人たちが、相互の友好と親睦というつながりにより親密な関係を築きあげていると、誤解による戦争はおきにくくなります。

そして、将来、地球温暖化による広大な地域での災害や、何か物理的な大変動(大地震とか津波とか)がきた場合に、多くの人達が団結をして、その災害を事前に察知して適切な避難行動が取れたり、災害の復旧を効果的に行うなどの行動が取れることが理想でしょう。

人類のために有益な活動がいくつかありますが、こうした運動もそのひとつになり得るのではないかと想像いたします。

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これはまことに空想的な事ですが、未来にエネルギーのパラダイムシフトが起きると仮定しての話です。

広大な宇宙空間に散在してひろがる星々には、いくつもの惑星があることが近年わかってきています。こうした太陽系間の飛行は当分は無理だとしても、宇宙旅行を促進するのは、ある意味で産業界の無限の発展に役立つのです。宇宙旅行時代というべきものをつくれる可能性があります。もちろんロケットというような高価な旅行手段ではなく、映画「スターウォーズ」のように気軽に出かけられるような宇宙船ができてからの話です。そうなると、その産業は宇宙と同じように無限にひろがってゆきます。

かつて、人間が空を飛ぶことは不可能と言われていたのですが、ライト兄弟がエンジンつきのグライダーのような飛行機を飛ばしました。その1903年以来、飛行機は驚異的な発展を続けてきました。そして百年経過した現代では、毎日のように、背広を来た営業マンや着飾った女性たち、あるいは普段着のような姿の人達を五百人も乗せたジャンボジェット機が、たくさん世界の空を飛び回っています。百年前には誰が今日のようなジェット機時代の発展を予想したでしょう。
そのさらに百年前の1803年は、伊能忠敬が子午線の長さを求めるために北海道へ測量の旅へ出て三年目でした。つまり、江戸幕府の時代になって200年目の太平の世の中です。武士や町人、百姓という身分制度があった当時の日本には、まだ正確な地図がなかったのです。人が空を飛ぶことなどは夢のまた夢です。考える人すらいなかったかもしれません。また同時代のアメリカは西部開拓時代で、ルイジアナ州やオハイオ州を買い取りながら国土を広げていた時代でした。

つまり、現在はまだ絵に書いた餅であっても、百年後、二百年後のことは想像できないくらいなのです。未来の発展がどうなるのかは、ほとんどわからないということです。どうせなら、でかい「餅」を描いた方が面白いではありませんか。

たとえば、世界の四分の一づつの人口がそれぞれ三ヶ月間も宇宙旅行に出かけ、世界中の人達がそれを楽しめる時代。また、父(神)の家である「宇宙」の各地にある惑星(すみか)に住む時代。そうした世界を目標にしたいものです。

そのためには、地上世界の四分の一の人口分の食糧を増産しなければなりません。
またその人口を養うために必要な日用品も全て増産する必要があります。
そうなると多くの産業で機械化が必要となることは必定でしょう。

現在、日本や西欧の先進諸国はほとんど人口の増加が止まっています。
世界中がそうした先進諸国並の生活体制をとれば人口の増加も止まることは必死です。
それらの事は、現在は不可能だというのが実感です。しかし百年後はどうだかわかりません。

とにかく、人類は「ホモサピエンス」なんだから、家畜や放牧された山羊の群とは違い、少しは英知をもって自分達のことを考える必要があると思うのです。つまり人類が皆、同様のよき生活を過ごせるということは、ひとつの理想的な目標となりえます。

警察の発表によると、世の中の犯罪の90%はお金と異性問題が原因だということです。
だとしたら、ゆたかな社会をつくり、その中の個人が充足した生活ができることは、犯罪や人間間の争いを減らすことにもつながります。つまり暮らし良い社会つくりにもなるのです。

全人類はそうした理想や目標をもち、自分達の未来のことを考え計画を建てるべきではないでしょうか。そして、一歩づつ前身する行動を開始するべきだと考えます。
そうしたことが実行できれば、やはり人類の未来は様々な可能性に溢れていると思います。
(上に述べたことは、かなり無理があるでしょうか・・・)

植木淳一

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