2009年4月16日木曜日

ユリゲラー氏の講演会に行ってきました。

先週の日曜日に、ユリ・ゲラー氏のセミナーに出かけてきました。

このセミナーは三日間あり、私は最後の日に参加したのです。ユリ・ゲラー氏は62歳になるというのに相変わらずお元気そうでした。以前に見かけた時より少しやせた様子でしたが、講演する言葉が、びしびしと私の肌に響いてくるのです。

彼ははじめに、自分の幼少の頃の体験から特別な能力を獲得し、それ以来有名になって活動をしたいきさつなどを述べました。

それによると、彼が五歳の時に家近くの公園で遊んでいて、ある光の球体にでくわしたのだそうです。それから発射された光線が額にぶつかって倒れたのです。その球体は、起き上がって逃げ出したゲラー氏を追いかけてきて家の入口にぶつかり、爆発して消えたそうです。その衝突跡には黒い焦げ後が残ったといいます。それ以来、手に持ったスプーンが突然曲がるなどの特殊な能力が出てきたのです。
その能力獲得以後、スプーン曲げを色々なパーティーで行い人気を獲得して、ついにはイスラエル首相の前で行ったテレパシー実験からテレビが取り上げるようになったのです。そして、米国のテレビ番組で取り上げられてから世界的な有名人となり、じつに数奇な運命をたどった人でした。

彼は、米国スタンフォード大学から招請をうけて研究された結果、彼の能力は本物だったと書いてある新聞の切抜き記事を紹介していました。また、有名な科学雑誌「ネイチャー」でも取り上げられたり、じつに様々な雑誌や新聞、書籍で紹介・宣伝されていたことを、その切抜き記事を見せながら説明していました。本当に彼に関しては様々な話があります。

このセミナーでは、目を閉じた視覚中にスクリーンをイメージして、そこに望ましいイメージを描く方法と、そのスクリーンを利用した願望実現法をやっていました。つまり、望ましい未来像をそのスクリーン上に描き、それが必ず実現するとイメージするわけです。彼はポジティブシンキング(積極的思考)を強調していました。そこでは、大丈夫かなという不安感や心配、恐怖心は排除しなければならないというのでした。

彼の場合には自分のスクリーン上に、感受したテレパシーが文字や図形として描き出されてくるのだそうです。つまり、"Green(緑色)"(という文字)が送信されると、目を閉じたスクリーンの中に"Green"という文字がでてくるというのです。

また、会場の黒板の裏に、彼がゼナーカードのうちのひとつの図形を書いて、それを皆が当てる実験では、会場のほとんどの人達が当てたのには驚きでした。ここの参加者の皆さんは研究熱心な人達ばかりだったのでしょうか。それとも彼の能力が参加者に伝染したのでしょうか。

そして圧巻はスプーン曲げです。スプーンを指でこするだけなのになぜ曲がるのでしょうか。
方位磁石も「う・ご・け〜!」と言うと動きます。そして「そ・だ・て〜!」と言うと手のひらに乗せ、なでていた種子は発芽するのです。種からもやしのような白い根がでました。

ユリゲラー氏が少し日本語ができるのは、日本びいきだということと、1974年に家族と共に富士山で暮らしたことがあるからでしょう。今の彼の家には日本庭園があり、その橋の上で瞑想するそうです。
この他、タバコをやめさせる方法とか、秋山真人氏との対談がありました。秋山氏はゲラー氏ととても親しい間柄です。彼もやはり超能力少年として有名になった人でした。結局、このセミナーは1980年代のかつてのゲラー氏とその時代をほうふつとさせてくれるものでありました。

私はこのセミナーに当初行く予定でなかったのですが、ある人がしきりに誘い、参加費まで出してくれるというので、二日前に参加を決定し急遽出席したわけです。
しかしこのセミナーにより、かつて1980年代にPCVAN「未知の世界」SIGの「超能力ボード」で話題になったことや、かつてTVで放映されたあの懐かしい思い出がよみがえってきました。
彼は言います。
「あなたがスプーン曲げやテレパシー能力を体験したのは、私がやったのではなく、あなたの潜在能力を私が引き出したからです。つまり、わたしはその引出し役をしただけで、起きた現象はあなたがやったのです」。
会場にはスプーンを曲げた人が何人かいたので、ゲラー効果も健在だったということでした。
ただし私は、手に持ったスプーンが曲がらなかったです。

植木淳一

2 件のコメント:

Unknown さんのコメント...

Thank you!!

Unknown さんのコメント...

Jennifer!
Your name recalls me to the movie 'Back to the future'. It is the nice memorie of the old good days for me.
'Power of Love', thema music of 'Back to the Future'.