2009年11月13日金曜日

●火星探査ローバーも1867日活動をつづけています。

NASAの今日の写真から。
火星探査ローバーからの写真が出ています。
http://www.nasa.gov/multimedia/imagegallery/image_feature_1514.html
オポチュニティ(oppoty)もこの写真で1867日間火星上で活動してきました。(この日数は火星上の日数です。地上の一日より若干長い。)
画面は火星上の砂丘のようです。地上の砂の砂漠と同じように風による「風紋」がみられます(砂の山の連なり)。しかし、地上の風紋と少し違うのは、車輪の跡が明確に残ることでしょう。白黒なのでよくはわかりませんが、砂の色が黒っぽいのと肌理が細かいためかもしれません。あるいは湿っているのかも。
写真は雄大な風景ですが、地球を遠く離れた他の天体上で5年と42日という長い間、メンテもせず活動しつづけたことは驚嘆に値します。地上の車は二年ごとに車検がありますが、火星ローバーは全くありません。しかも、火星上には舗装道路はなく、野ざらしの状態で、自然のままの岩や砂だけの荒野を走行してきたのです。そうした劣悪な環境下で、大した故障もせずに黙々と任務を果たしていたことは、まさに地球の技術力の勝利と言ってよいでしょう。
これから何日ローバーが活動を続けるのかわかりませんが、火星ローバー達に祝福あれと叫びたいところです。今後も彼ら(二台)の果たした業績は高く評価されることでしょう。

植木淳一

2 件のコメント:

Po さんのコメント...

こうしてみると
火星が身近に感じられます。
ちょっと気軽に行けそうな気がしますが。

Unknown さんのコメント...

こうした写真を家庭の居間などで簡単に見れるのも、科学技術のおかげです。将来は、ハイビジョン動画で火星の風景を見たいものです。
植木