2009年2月10日火曜日

映画「感染列島」をみたよ。

先日、映画「感染列島」を見てきました。

この映画は、突如として発生した未知のウイルスにより、全身から血を噴出して死ぬという感染症が日本中に広まり大パニックとなる話です。そして、その対応に追われ活躍する医師たちの奮闘が見ものとなっています。TVでCMを見たときに、主演女優がすてきに見えたので映画を見に行きました。
( 映画「感染列島」公式サイト 映画「感染列島」 )

この映画の出だしは「L Change the World」(デスノートの続編)に似ていると感じました。( 同映画の公式サイト http://wwws.warnerbros.co.jp/L-movie/ )
こちらには「ウイルス・テロ」を企てる犯罪組織一味がでてきます。そして、そのウイルス感染を阻止するためにワクチンを開発すべく奮闘する医師が出てくるのです。両者はタイでの海外ロケだそうです。つまり、謎の病原ウイルスの発生源まで似ているのです。さらには両者の主題に感染症があり、全身から血を噴出して死ぬ病気だという点も似ているのです。しかし、これらの話はフィクション(虚構)ですから、現実にはないものです。

なぜ、今、こういう映画が出てきたのかを考えると、ある映像が頭の中に浮かんできました。
それは、TVで見た台湾の風土病です。この風土病(名前を忘れた)は「蚊」から感染します。この病原菌をもつ「蚊」に刺されると感染し、発病すると高熱を出して、全身から血が噴出して最後には死を迎えるという恐ろしい病気になります。発症した4割が死ぬらしいのです。

この風土病は、以前、台湾南部にあったものらしいのですが、その後、地球温暖化に伴い北上を続けて、今は北部の台北(タイペイ)でも感染防止に追われているそうです。
TVでみると、蚊が発生する時期になると、消毒薬を撒く装置をもつ市の役員達が街中に繰り出し、所かまわず消毒薬を撒き散らします。そして個人の住宅の中にも入り込み、消毒薬を撒き散らしてゆくのです。民間人の家の人と押し問答になり、家人が阻止しようとしても強引に家の中に押し入り、消毒薬を散布してゆきます。
台湾では、この他に「蚊」の発生しそうな所を極力減らすことを実行しています。小さな水溜りであっても、それを埋め駆除剤を散布するなどの処置を行います。ドブにも蚊が発生しないような方策を行い、家の周辺にある水の入った入れ物なども小まめに処分する努力をしているのです。
夏の平均気温20度Cを越えると、この病原菌を媒介する「蚊」により伝染病が発生するのだそうです。ですから、気温上昇に伴い、さらにこの病原菌に犯される地域は北上を続けると考えられています。
そして、いつかは日本に上陸してくるかもしれません。そう考えると、日本人にとっても対岸の火事と安心してもいられないのです。
今のうちから、対策を考えておく事は無駄ではないでしょう。空港や港からこの病原菌の侵入を防ぎ(水際作戦)、もしも国内へ入ったとしても、広がらないように蚊の駆除を行ってゆくのが適切な方法でしょう。現在の医療技術だと、未知のウイルスでも、病原を特定すれば6ヶ月でワクチンが量産できるそうなので、その点は安心できます。

世界にはこの他にも様々な病気があります。それらが、気温の上昇や気候変動に伴い別の地域へと感染経路を広げてゆく可能性もないとは言えません。

地球の気温の上昇は、このようなさまざまな問題を引き起こしてゆきますので、それが阻止できない以上、対処療法に専念するしかありません。今のうちから、そうした対処をする行動を取れる生活や心構えをしておくのが良いと考えられます。

もう一つ頭に浮かんだ映像は、約十年前のものでした、その時、私は一人の看護婦と知り合ったのです、そして最初のデートのときに、彼女は一つのプレゼントを私にくれました。それは「うがい薬」だったのです。同様のものに「ポピドンうがい薬」があります。
インターネットで、このような「ヨード」の入った「うがい薬」を調べてみると「淋病」に効くのだそうです。この病気は粘膜接触で感染するので、比較的容易に感染する可能性があるわけです。そのホームページには、学生を中心に世の中にこの病気が広がっているとも書かれていました。そうしてみると、彼女はそのことを知っていて、私にそれを勧めたのではないかと勘ぐりたくなります。それで私は、その「うがい薬」を購入し使うようにしています。
その後、彼女とはキスをすることもなく別れましたが、彼女はどこかへ引っ越していなくなりました。
色々考えると、世の中には危険が一杯あるのだということを思い知らされる昨今です。
あまり神経質になる必要もありませんが、皆様もどうぞお気をつけください。

植木淳一 

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