2009年6月5日金曜日

●ホピの予言と地球人類の未来

人間がもつ欲望は、時に「未来の出来事を知ることができたらよいな」という願望をいだくことがある。
そして、その願望をもとに本屋さんにゆくと、そこには様々な予言の書籍が並んでいます。しかし、そこに書かれている予言類は、はたして本当のことなのだろうかと考えるのです。もしも本当の予言があるとしたら、私達の未来への行き方に影響を及ぼすに違いないわけですが、常人にはそれがわかりません。しかし、もっともらしい予言はあることはあるのです。また、ネット上に、その一部が公開されているのです。

その一つが「ホピ・インディアンの予言」でしょう。
http://www.y-asakawa.com/message/report-mexico3.htm

詳細は上記のページをご覧いただきたいのですが、以下にその一部を抜粋してみました。
この記事を読んでどのように感じられるでしょう。

『ホピの予言が語る「第4世界」、つまり現代文明の終末は、戦争と物質文明の到来から始まるとされている。今日の世界情勢や物質至上主義に陥った経済を眺めたホピの人々は、世界はもう後戻りの出来ない調和を失ったカオスの世界へと突入してしまったことを感じ取っているようである。

パニヤッカ氏は、世界不思議発見のスタッフをオライビの丘の上へと案内した。そこにはホピの世界観を表した岩絵が置かれていた。ポピの長老は、岩絵に刻まれた図形を示しながら、ポピの予言が語る人類滅亡へのシナリオを村田ディレクターに語って聞かせた。その時の様子を彼は次のように記している。

(その岩絵は)ホピ族の最も古い村であるオライビの丘の上にあった。予言の岩絵は、東に向いた切り立った巨石の上に彫られていた。そこには一つの線から上昇する二つの道が描かれ、所々に円や幾何学図形、人の形をしたマークがつけられていた。これは、「第4の世界」に人間が出現してから滅亡するまでの歴史が予言されているのだという。

パニヤツカ氏は、三つの円のうち二つは、今世紀世界が体験した二つの大戦のことを表しているのだと言った。三つ目はこれから起きる最終戦争、「大いなる浄めの日」を表しているのだという。二つに分かれた道は、ホピの道と白人の道を示す。即ち、自然と調和し平和に生きることを願う人間の道と、物質主義に捉われて戦争を起こし、環境を破壊する大多数の人類の道だ。

ホピの道を辿ると、その最終戦争のマークの後、杖をついた一人の老人とトウモロコシのマークが表れ、道は細長く続き、岩の裏側で回り込んでいた。もう一方の人類の道は、未来の大戦の後、しばらくするとぷっつりと途切れていた。

パニヤッカ氏はこの絵の終わりをこう説明した。

「大いなる浄めの日の後、偉大なる霊マサウが再び登場し・ホピの元へとやってくる。そしてかつて彼が「第4の世界」の始まりのとき行ったように、この世界や生命を扱ってゆく方法、正しい道を教えてくれる。その正しい道に従う者の未来にはトウモロコシが実り、人々は生き続けることができるのだ。その世界では、われわれホピは再び素晴らしい人生をこの手に取り戻すことになる。そこは食料か豊かで国交が盛んな、素晴らしい世界となるのだ」

彼らは、この世界が自分たちに残された予言通りに進んでいると考えている。パニヤッカ氏の説明を更に詳しく見てみると、この世界は,まず白い兄弟たちの文明が栄える。次第に彼らはおごり高ぶり、まるで地上の支配者になったように振舞う。白い兄弟は,「馬以外のものに曳かれる車」に乗ってやってきて、ホピ族が幸せに暮らしている土地を犯す。次に,白い兄弟は「空の道」を作り,空中に「くもの巣」をはり,陸上にも「鉄の蛇」が走る無数の線を張りめぐらす。

やがて、「第一の炎の輪」の中での戦いが始まり,しばらくすると、「第二の炎の輪」の中でも戦う。そのとき白い兄弟たちは恐ろしい「広口びん一杯の灰」を発明する。この灰は川を煮えたぎらせ、不治の奇病をはやらせ、大地を焼き尽くして、その後何年も草一本生えないようにしてしまう。

ここまでは、第二次世界大戦までの人類と世界の歩みを端的に表している。「白い兄弟」たちの文明は、文字通り白人社会そのもので、「馬以外のものに曳かれる車」とは自動車を表し、「空の道」は世界の空を行き交う航路で、空中に張る「クモの巣」や陸上の「無数の線」は、電話回線やハイウエーや鉄道を意味している。「鉄の蛇」とは正に何両にもつながった鉄道列車の姿そのもである。

「第二の炎の輪」の中で戦う第二次世界大戦においては、「広口びん一杯の灰」つまり、核兵器が開発されそれが実際に使われることを予言している。

ここから先の予言は、近年に入っての宇宙開発の様子を暗示し、その行く先に待ち受けているのは「第三の炎の輪」の中で戦う第三次世界大戦を示唆している。白い兄弟たちは空のかなたで見つめるタイオワの怒りに気づかず、ますますおごり高ぶって、とうとう「月にはしごをかける」までになる。この段階でタイオワは「第四の世界」を滅ぼすことを決意する。その時期は、白い兄弟たちが「空に大きな家を作るとき」だと予言している。

1969年7月21日、アームストロング宇宙飛行士の月着陸によって、すでに人類は「月へのはしご」をかけ終わった。タイオワの決断は既に下されてしまったのだろうか。更に、アメリカをはじめとした白人の世界の人々が今挑戦しているのが、他ならぬ「スペース・コロニー」である。地球を回る宇宙空間に数百人が常駐できる巨大なスペース・コロニーは、我が国も参加していよいよ組立の最終段階に入っている。このスペース・コロニーこそ「空に作る大きな家」以外の何物でもないことは疑いようがない。

とすると、「第四の世界」を滅亡へと導く「第三の炎の輪」の中の争い(第三次世界大戦)が始まる時期が遠くない将来に迫っていることになってくる。そしてそのときには、地上では、タイオワの白い兄弟に対する怒りの現れとして、「飢え」と「疫病」と同時に、「火」と「水」による地球的規模の大異変が襲って来ることになるのである。』

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この予言は、未来に訪れる危機を訴えているわけです。

もしも将来、地上世界に上記のような「飢え」と「疫病」、さらには「火と水による地球的規模の大異変が襲ってくる」とすると、私たちはそれに備えなければならないと思うわけです。特に、食糧輸出国である米国で、自給自足の生活をしなければならない事態というのは、とても大変なことが起きると考えなければならないでしょう。・・・常識ではとてもありえないわけです。

ゴア元副大統領は昨年頃から「環境異変」を訴えていますが・・・どうなのでしょうか。

過去に、ノストラダムスの予言が流行しました。
「1999年7の月 空から恐怖の大王が降りてきて アンゴルモアの大王をよみがえらせるだろう ・・・」というような予言詩でした。(アンゴルモアの大王とは、モンゴリアの大王のことでモンゴル地域に何かが起こるという話もありました。)

しかし、1999年の7月には何も起きませんでした。(私の知合いのお爺さんが入院した事はありましたが・・・。)

さらに、眠れる予言者と言われたエドガー・ケイシーは、1989年頃から「日本列島の大きな部分が海に入らなければならない(The greater portion of Japan must go into the sea.)」と予言しました。これは、小松左京氏により小説「日本沈没」として出版され、映画まで作られて宣伝されましたが、今のところ日本列島には何も起きていないようです。(ただし、この年頃から「バブル崩壊」という経済的な大異変が日本におきました。「昇る太陽」と言われたそれまでの日本の好景気と経済的発展が、一気に落ち込んで不景気続きの世の中になりました。しかし、日本列島は海に沈まなかったわけです。)

このふたつの予言は特に記憶に残るものでした。
この当時は、20世紀が終了する間際の「世紀末現象」と考えてよいのかもしれません。後で考えると、なぜあのようなことを恐れたのか。あるいは、なぜあのような流言飛語に踊らされたのかと思うのです。これは当時の、そしてその後の多数の人達の抱いた感情ではないかと思います。

たとえば、関東大震災や富士山の噴火は必ず起きるでしょうけれど、それがどのような規模になるのか、あるいはいつ来るのかはまったくわかりません。ですから、それらへの対処は各自の判断に委ねられているのです。

「案ずるよりも生むが易し」といいます。事前に心配してもし過ぎる事は良くないのです。
ほどほどに考えて、「直観」により、危険を感じたら、それなりに対処すればよいのではないかと考える次第です。ここで、直観力を鍛える必要が生じてきます。どうすれば良いのか、そんなことしなくてもよいと思うのか、それも各自の判断と努力次第なのですが・・・

気楽に、肩の力を抜いて、マイペースで行きたいと考えています。

(どうせ各自に与えられた運命があるのだし、どうしようも無いことに悩んでも、解決は不可能だし、なすがままに、地球の公転するままに、太陽が銀河系を運航するままに・・・まかせるしかないのです。あなたはあなたで、肉体を越える存在であるかもしれず・・・)

さらに詳細に『ホピの予言』を知りたい方は、こちらを御覧ください。

植木淳一

1 件のコメント:

Unknown さんのコメント...

★ 最近の補足

私がこの予言に関して、どうこう言える立場にないのです。
しかし、一門外漢としての発言が許されるならば、神がこの「第四の世界」を滅ぼされるという大袈裟な表現が本当なのかどうか、興味のあるところです。

また、ホピの予言の元になる「岩絵」を見て受ける個人的な印象は、「第三の炎の輪」の影響を受けるのは、地についた側の人達で、皆で手を取り合っている上の線上にいる人達には関係がなさそうです。

この点の説明がないのが残念ですが、上の線をゆく人達は、やはり私達のような都市に住む現代人一般を指しているのでしょうか。

【ここから先の予言は、近年に入っての宇宙開発の様子を暗示し、その行く先に待ち受けているのは「第三の炎の輪」の中で戦う第三次世界大戦を示唆している。白い兄弟たちは空のかなたで見つめるタイオワの怒りに気づかず、ますますおごり高ぶって、とうとう「月にはしごをかける」までになる。この段階でタイオワは「第四の世界」を滅ぼすことを決意する。その時期は、白い兄弟たちが「空に大きな家を作るとき」だと予言している。】

最近の「ホピの予言」のアドレス。
http://hyla.jp/hopi.htm

植木淳一