前回の例は童話の主人公になったつもりで書いたものでした。
ところが、後にあまりにも変な胸騒ぎがするので、精霊さんの導きによって、もっと具
体的な例を考えてみました。(全て概算です)
●第二案の諸元
この第二案だと、1ブロックあたりの船体上甲板面が70m×200mで合計3台と、前の例と違い、一台(ブロック)あたりの幅が広く、しかし長さは短くなっています。船体の喫水までの高さは全て10m。喫水線幅60m。底部の幅は50m、底部長さは180m。防水区画に関しては、図のように船底から5m、舷側から10m内部までとなっています。
●フローティングシティー、第二案の製造価格と床面積
排水量は3ブロック合計で、30万5250立方メートルなので、30万5250トン
としました。
これで、商船の製造価格がトン当たり20万円ということなので、この基準で製造価格を計算すると、全体で30万5250(トン)×20(万円/トン)=610億5千万円となります。
この例では、1ブロックの船内では、甲板より内部に地下5階、また甲板上は6階までとしました。これで総床面積を計算すると、3ブロック合計で、24万4千平方メートル強の床面積があります。また、これから廊下を各階4%分として、居住面積から差し引くことになります。
●入居可能な最大所帯数
そのように計算した場合、最大、何所帯分が取れるかを計算しました。狭いですが1所帯80平方メートルの場合には、2929所帯となりました。また、1所帯100平方メートルの場合には、2343所帯、1所帯120平方メートルでは1952所帯となります。
●一所帯あたりの分譲価格推定
この町の製造価格を入居所帯数で割ると、一所帯あたりの原価がでてきます。1所帯あたり、2084万円〜3128万円ですから、販売価格をこの倍にすると4千万円〜6千万円と、かなり高いものとなります。
以下に計算結果を提示しておきます。たぶん間違いはないとは思いますが、もしありましたら、お知らせいただければ幸いです。
フローティング・シティー第二案の価格・計算例
植木淳一
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