2009年7月1日水曜日

● 都市の温暖化対策に屋上菜園!?

● 都市の温暖化対策に屋上菜園は・・・

 海上都市のことを考えていたら、食料についても考える必要があるように思いはじめました。できれば少しは自給することが考えられるわけです。その場合、前の例では、屋上とか空いているところを利用して温室栽培をすることになると思います。

 それを考えていて、以前に、都内のビル街の中で野菜を栽培しているというニュースを思い出し、その新聞の切り抜き記事はないかと探しました。それは、野菜工場と同じものですが、ビル街のテナントビルの中でも野菜が栽培できるというところが画期的でした。最近は、不景気でテナントも入り手が少ないと聞いています。ですから、ビルの空いている部屋とか空きフロアーで野菜をつくるという手もあるわけです。

 結局、その記事は見つからなかったのですが、その代わりに「自社ビルの屋上で菜園をつくりサツマイモを栽培した」というNTTの新聞記事を見つけました。

 東京都の都市ビルの屋上を緑化することは、ヒートアイランド現象の緩和に役立つのと、食料を生産できることの二つが達成できます。それで、これからのビルや家の建設には、こうしたことが出来る設備が必要ではないかと考えました。もちろん太陽光発電装置の設置などでも良いのです。しかし、こうした野菜栽培とか野菜工場では、農薬の使用量が無いか非常に少ないので、その点で健康に良いのではないかと思います。

 新聞記事によると、東京港区にあるNTT都市開発ビルの屋上で1平方メートルの水気候栽培ユニット4個と21個のプランターを用いて100平方メートルの緑地をつくり、4ヶ月でサツマイモ100kgを収穫したといいます。

 最近は家庭菜園も流行っていますが、家庭でも屋上のある人は屋上菜園をして、屋根を冷やすことで地球温暖化に少し貢献することができるわけです。また、食料事情にも多少貢献ができるかもしれません。こうしたことが広がると、だいぶ地球温暖化対策が進むかもしれませんね。

 そのうち、東京を空から見下ろすと、ビル街の屋上は野菜畑ばかりだという景観が売り物になると面白いのですが。

 植木淳一

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