ところで、船の大部分は定期的にメンテナンスをするために、造船所などのドッグに入れて船底などのメンテナンスをする必要があります。
海上に作られた都市では、船ごとこのドッグに曳航してメンテナンスをすることになります。あるいは十年くらいはメンテナンスをしなくて大丈夫なように、分厚い鋼鈑で船体を作ることも可能でしょう。いずれにしても、船体のメンテナンスを、いつかはしなければならないのです。そこで、都市はそこに浮かべたままで、船体だけをメンテナンスするための工夫をしてみました。

この海上都市は、メンテナンス時期がきたら船体のひとつを分離して、曳航しドッグにいれるのです。このときに、下の船のひとつが抜けると不安定なので、予備の同型の船体をひとつそこへ挿入しておけば万全です。
また、この時に、船のメンテナンスを浮揚しているドッグ(船)で行うアイデアがあります。


このような海上都市も検討の余地があるのではないかと思います。
植木淳一
2 件のコメント:
このような技術が実用化できるといいですね。
そうですね。
このケースは、造船所が津波で破壊されても、洋上ドッグが健在ならメンテナンスができるというものです。あるいは、海上都市から遠隔地に陸上のドッグがある場合、海上都市は動かさずに、設置場所へ「メンテナンス船」が出張してメンテナンスが行えるというシステムです。
海上都市の人間も仕事はもっているでしょうから、メンテナンス時に遠隔地の造船所とかドッグに、都市ごと曳航されてしまうと、彼らの仕事に支障が生じる可能性がでてきます。
この案だと、住民たちは海上都市設置場所から動かなくて済むのが利点です。植木
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