2009年8月19日水曜日

○スピリットが撮影した火星の光景

今日はふとブログを見に来ただけなのですが、この光景が目に付きました。写真だけを見ると、どこかの海岸近くの砂地のようにも見えます。あるいは、昔、旅行で行った米国の砂漠のどこかのようにも見えるのです。アンデスやヒマラヤなどの高地だと草も生えていないので、地上でもこのような光景を見ることができます。そう考えると、意外にもこうした荒涼とした光景にも親しみが沸いてくるように思えます。それにしても、三年半以上にわたって他の惑星上で地球製の探査機が動いていることは驚異ですが、それにもまして、いろいろな火星上の光景が地上で見れることに感嘆するのでした。まさに科学技術の発展のおかげですね。http://www.nasa.gov/multimedia/imagegallery/image_feature_1448.html
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 写真の説明
Spirit's View From 'Troy'
Today, Aug. 18, 2009, marks the Mars Exploration Rover Spirit's 2,000th sol, or Martian day, on the Red Planet.
This scene combines seven frames taken by the navigation camera on Spirit during the 1,891st Martian day, or sol, of Spirit's mission on Mars (April 28, 2009). It covers a vista from south-southeast on the left to northeast on the right.
The site from which Spirit obtained this view has been informally named 'Troy.' Layers of differently hued soil uncovered by the sinking wheels became the subject of intense analysis by the instruments on Spirit's robotic arm.
(上記の訳文)
2009年8月18日の今日、火星探査ローバー・スピリットは赤い惑星の火星日で2000日目の活動を記録した。
この光景は1891火星日(スピリットのミッションの2009年4月28日)にスピリットのナビゲーションカメラで撮影された7枚の写真を結合したもので、左の南南東から右の北西方向までの見通しをカバーしている。
スピリットがこの光景を得た場所は「トロイ」と非公式に命名されました。タイヤが食い込んで露出した異なる色をした土の層は、スピリットのロボット・アームに付属する計測器で詳細な分析の対象となります。
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植木淳一

4 件のコメント:

Unknown さんのコメント...

火星上写真のカラー合成ですが、こうした試みも面白いですね。
しかし、この作業はかなり大変そうですし、恣意的な部分もありそうです。
http://cosmos-vision.net/truth/TruthVision/2008/TTV-2008-006-L.html
こちらには、火星のカラー写真が多いです。これを見みると今までのイメージが変化してくるようですごいです。
http://terra-update.blogspot.com/

Po さんのコメント...

本当に地球の乾燥地帯に似ていて興味深いです。

Unknown さんのコメント...

そうですね。他の火星上のカラー画像サイトを見ていると、月面と違って、なにか地球に似た親しみのある印象をうけます。

Unknown さんのコメント...

火星旅行などは、現在では不可能に見えても将来は画期的な技術発展により可能となるかもしれません。

たとえば、20世紀初頭にライト兄弟が初飛行をしたときには、現在のジャンボジェット機の出現は予想もされなかったでしょう。

当時、高度2-3mで距離百何十メートルかの飛行を終えたライト氏に、こうインタビューをしたらどう答えたでしょうか。

Q「百年後に、太平洋をノンストップで飛行する500人乗りの飛行機ができると思いますか? その乗客は食事つきでワインとかウイスキー、ジュースなど飲み放題で、映画も見れるし、熟睡もできる。」

ライト氏「旦那、気は確かですかぃ」or「そりゃ夢のまた夢ですぜ」