2009年9月4日金曜日

●その後のインフルエンザの流行状況


新型インフルエンザの流行拡大状況が明確になりましたね。

●「国立感染症研究所」のホームページ
http://www.nih.go.jp/niid/

●WHO更新情報
http://idsc.nih.go.jp/disease/swine_influenza/2009who/WHO_antivirals.html
●国立感染症研究所「インフルエンザ流行レベルマップ」より
https://hasseidoko.mhlw.go.jp/Hasseidoko/Levelmap/flu/new_jmap.html

★2009年 第34週 (8月17日〜8月23日) 2009年8月26日現在

 インフルエンザの定点当たり報告数は2009年第28週以降増加が続いており、第34週は2.47(患者報告数11,636)となった。定点医療機関からの報告数をもとに、定点以外を含む全国の医療機関を1週間に受診した患者数を推計すると約15万人となった。都道府県別では沖縄県(46.31)、埼玉県(2.94)、神奈川県(2.85)、福井県(2.84)、徳島県(2.84)、大阪府(2.81)、千葉県(2.65)、東京都(2.64)、滋賀県(2.54)、京都府(2.46)の順となっており、北海道、富山県、和歌山県、岡山県、広島県を除く42都府県で定点当たり報告数が1.00を超えている。
 警報レベルを超えている保健所地域は4箇所(沖縄県4)、注意報レベルのみを超えている保健所地域は4箇所(沖縄県2、長野県1、大阪府1)であった。また47都道府県の377保健所地域で定点当たり報告数が1.00を超えている。
 沖縄県の流行はさらに本格化しており、インフルエンザの流行地域およびそのレベルはともに増大している。
 インフルエンザの報告数が増加し始めた第28週以降、検出されているインフルエンザウイルスの殆どが新型インフルエンザウイルスAH1pdmである状態が続いており(感染症情報センターホームページ:http://idsc.nih.go.jp/iasr/prompt/graph/sinin1.gif 参照)、最近の発生患者の殆どが新型インフルエンザに罹患しているものと推定される。
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上記のようにインフルエンザの流行はさらに拡大し、専門の定点医療機関を含む全国の医療機関に受診した患者数は一週間に6万人(28週目)から15万人(今回34週目)に増えたことがあげられます。患者数の多い順に並べると、
今回【第34週目】:前回【第28週目】
1.沖縄県(46.31)<ー(29.60)1位
2.埼玉県(2.94) <ー(1.91)9位
3.神奈川県(2.85)<ー(1.66)14位
4.福井県(2.84) <ー(1.03)26位
5.徳島県(2.84) <ー(1.11)25位
6.大阪府(2.81) <ー(2.14)5位
7.千葉県(2.65) <ー(1.43)19位
8.東京都(2.64) <ー(2.14)6位
9.滋賀県(2.54) <ー(2.48)3位
10.京都府(2.46)<ー(1.77)13位
(カッコ内の数字は一週間の間に全国で五千ちかくある定点医療機関に受診した県別の平均人数)
となり、前回は患者数が比較的低かった地域が、今回は増えて上位にランクする県が何箇所かありました。
沖縄の多さは特別で断然トップに位置しています。ここは米軍基地の存在とか、夏休みで海水浴客などの観光客が多く訪れたためなど、何かの原因があるのでしょう。
関東は東京を中心とした4都道府県が10位内にはいっていますが、羽田空港(東京都)や成田国際空港(千葉県)があるので多いのでしょうか。京都府と隣接した滋賀県も10位内に入っています。特筆すべきは福井県と徳島県で、なにが数値の上昇を起こしているのでしょうか。
しかし、「週別インフルエンザウイルス分離・検出報告数」をみると、報告数は29週(720人)を境にして減り始めています。(新インフルだった患者数)
http://idsc.nih.go.jp/iasr/prompt/graph/sinin1.gif
この患者数減少は、何の原因なのかわかりませんが、もしかしたら、インフルエンザがのほとんどが新型だということで、医療機関が検査を省略し始めたために報告数が減った可能性があります。それで、実際の感染者と発症者は減っていない(増え続けている)ということです。しかし現実に患者数が減っているなら、こうした下降傾向が続くことは良いことだと思います。これから、秋から冬そして来年の春にかけて、流行の抑制が続くことを期待します。
(各都道府県の人口と定点医療機関数が比例していると仮定すると、上記の議論が成り立ちます。)
●朝日コムの新型インフルエンザ特集
http://www.asahi.com/health/pandemicflu/
●ウイルスの検出は分離培養法で行われている。AH1pdmはタミフルで治療できる。
http://idsc.nih.go.jp/iasr/rapid/pr3551.html

植木淳一

3 件のコメント:

Wood さんのコメント...

★2009年9月30日公表
この週のインフルエンザ受診患者数は全国で約24万人か。

国立感染症研究所の発表によると、2009年第28週(2か月半前)以降受診患者数は増加が続いているが、この38週には前の週より減少したという。その原因は、休日が続いたために医療機関がお休みで受診できなかったことが原因らしい。

●インフルエンザ流行レベルマップ(国立感染症研究所)
https://hasseidoko.mhlw.go.jp/Hasseidoko/Levelmap/flu/new_jmap.html
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 インフルエンザの定点当たり報告数は2009年第28週以降増加が続いたが、第39週は4.25(患者報告数20,365)と前週の値(定点当たり報告数4.95)よりも減少した。しかしこれは、患者発生数の減少というよりも、第39週の前半が大型連休と重なり、多くの定点医療機関が休診していた影響によるものと推測される。定点医療機関からの報告数をもとに、定点以外を含む全国の医療機関を1週間に受診した患者数を推計すると約24万人となった。都道府県別では沖縄県(12.12)、大阪府(8.82)、福岡県(8.79)、滋賀県(8.67)、愛知県(6.83)、東京都(6.68)、埼玉県(6.29)、北海道(6.18)、兵庫県(5.19)、千葉県(5.14)の順となっている。沖縄県の減少傾向には歯止めがかかってきており、また北海道、首都圏、愛知県、大阪府、兵庫県、福岡県等の大都市圏を中心とした患者の報告が依然として目立っている。
 警報レベルを超えている保健所地域は6箇所(大阪府2、福岡県1、沖縄県3)と増加し、注意報レベルのみを超えている保健所地域は37箇所(東京都5、愛知県7、大阪府5を含む15都道府県)と減少した。
 インフルエンザの報告数が増加し始めた第28週以降、検出されているインフルエンザウイルスの殆どが新型インフルエンザウイルスAH1pdmである状態が続いており(感染症情報センターホームページ:http://idsc.nih.go.jp/iasr/prompt/graph/sinin1.gif 参照)、最近の発生患者の殆どが新型インフルエンザに罹患しているものと推定される。
-----------------------------(以上、同所ホームページより転載)
今回【第39週】:::【第34週目】::【第28週目】
1.沖縄県(12.12)<ー(46.31)1位<ー(29.60)1位
2.大阪府( 8.82)<ー( 2.81)6位<ー( 2.14)5位
3.福岡県( 8.79)
4.滋賀県( 8.67)<ー( 2.54)9位<ー( 2.48)3位
5.愛知県( 6.83)
6.東京都( 6.68)<ー( 2.64)8位<ー( 2.14)6位
7.埼玉県( 6.29)<ー( 2.94)2位<ー( 1.91)9位
8.北海道( 6.18)
9.兵庫県( 5.19)
10.千葉県(5.14)<ー(2.65)7位<ー(1.43)19位
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上記の数値は1定点医療機関への県別の平均受診患者数を表している。
全国で定点医療機関は約5000あるというので、この数値が8人とすると全国では約4万人(8×5000)となる。
また、ある県には100の定点医療機関があるとすると、上記数値が8の場合(8×100=)800人が受診患者数ということになる。また、同県内の定点医療機関以外の全ての医療機関の数を足して掛け合わせると、県別の受診患者数推定値が得られる。また、全国の医療機関数を用いると全国の受診患者数推定値が得られる。今回はこの数値が24万人になったということだと思われる。(県別の人数を足し合わせて得られる数値と同じ)
植木淳一

Wood さんのコメント...

●新型インフルワクチン接種はじまる。
http://news.cabrain.net/article/newsId/24859.html

●厚労省は新型インフルワクチン4950万人分を輸入する方針。
輸入開始は年末から来年はじめになる予定。
http://www.jiji.com/jc/zc?k=200910/2009102600695&rel=y&g=pol

●新型インフルによる死者が35人になった。(10月26日)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091026-00000165-jij-pol

Wood さんのコメント...

●新型インフル流行拡大。新型インフルのワクチン接種が始まる。
ワクチンの効果説明
http://qnet.nishinippon.co.jp/medical/news/kyushu/post_412.shtml

ついにワクチンの接種がはじまりましたね。
これで、流行の拡大が少しづつ抑えられればよいのですが。