2009年11月5日木曜日

★越前クラゲの大発生 将来は食用に!?

平成14年頃から騒がれはじめたエチゼンクラゲ。今年は大発生をして、太平洋側にも押し寄せ、銚子沖でこれが大量に網にかかった漁船が転覆したり、漁獲量が少なくなるなどの漁業被害がでているという。

なにしろこのクラゲ、傘の大きさが直径2mもあり重さは200kgを越えるという巨大なもの。こんなものがぞろぞろ漁獲網にいっぱい入ったら重さも大変なものになる。
話では中国沿岸に発生源があり、そこから流れ出た稚魚が海流に漂っているうちに大きくなって日本沿岸に達するのだという。
●傘の直径2mもあるというエチゼンクラゲ
http://sankei.jp.msn.com/photos/science/science/091103/scn0911032117007-p1.htm
●越前クラゲ大発生 漁船転覆、操業被害もあった
http://sankei.jp.msn.com/photos/science/science/091103/scn0911032117007-p2.htm
魚の食べる餌のプランクトンが、このクラゲに食べられるために漁が減ってゆくらしい。代わりにクラゲが巨大化して、海はクラゲだらけになるという水産庁の研究員のお話がある。
このままだと魚が激減して、魚は高値の花となってしまうのではないか。そうなると、減った魚の代わりに、エチゼンクラゲを食べることになるわけだが、写真を見るとあまり食べる気がしない。将来はなんとも言えないが、結局、エチゼンクラゲの料理が増えるものと考えた方が良いのかもしれない。

こうした現象が生じるのも、海の汚れが原因だということらしい。

植木淳一

★これからは、魚料理の代わりに「エチゼンクラゲ」を食べる時代になるかも
http://media.excite.co.jp/daily/tuesday/030415/topics_p04.html
★エチゼンクラゲの大発生
http://sankei.jp.msn.com/science/science/091103/scn0911032117007-n1.htm
●エチゼンクラゲの天敵、馬面ハギ
http://sankei.jp.msn.com/photos/science/science/091103/scn0911032117007-p3.htm
●サケなどの漁獲量が激減して高くなり、食卓にも影響する可能性があるという
http://www.business-i.jp/news/flash-page/news/200911050099a.nwc

2 件のコメント:

Po さんのコメント...

ついにエチゼンクラゲが鴨川や伊豆にも、ということで
驚きました。
漁の仕方、人間の海との関わり方を
変えていかなければ、という警告なのでしょうか。

Unknown さんのコメント...

地球上の海はひとつにつながっています。
ですから、この問題にしても、どこかに原因があってその結果があるけれど、それに関連した国や民族、あるいはゴローバルな立場から、みんなで考え解決して行かなければならない問題でしょう。日本民族だけが、魚が減って「越前クラゲ」が異常増殖したので、魚の代わりに「越前クラゲ」を食べればよい、というものではないと思います。
もしかしたらこの原因に地球温暖化があり、海水の温度が上がっていることもあるでしょう。実際に、世界の珊瑚が7割も枯れ死にしているという実態もあります。また、クラゲの稚魚がいる海域で、海水中の栄養素が豊富になったために稚魚が増産されているのかもしれません。原因を追求して、どこがどうなってこの問題が発生したのかを国際的な組織をつくり追求することでしょう。その結果どうすれば越前クラゲの異常繁殖が抑えられるのか、また、日本の家庭に満足な食卓が戻ってくるのかがわかるかもしれません。あるいは思いもかけない原因が、発見される可能性もあります。世界は互いに関連をもってつながっているので、そのように関連した各国の協力体制づくりが重要ではないかと思います。