2010年7月24日土曜日

◎JAXA「はやぶさ2号」の計画案公表!

毎日暑い日が続きますが、皆様お元気でお過ごしのことと思います。ここ関東地方でも、これからが夏本番です。九月末までは暑さをしのぎながらの生活となるでしょう。さて、・・・

 JAXAは「はやぶさ」の成功を受けて、新たな小惑星探査機「はやぶさ2号」の計画案を公表しました。
 この計画案によると、「はやぶさ2」は2014年~15年の打ち上げです。(2018年に小惑星へ到達)まだ、先が長いですが、どのような事になるのか楽しみですね。以下、同計画の抜粋です。

★【1】はやぶさ2号の探査目標は炭素質コンドライト(隕石)の母体と考えられている「C型小惑星」で、これは火星と木星の間にある小惑星帯の中に多い。このために、前回探査した「S型小惑星」「いとかわ」との違いが調べられる。また小惑星帯内の物質の分布を調査する。今回も小惑星の物質を持ち帰るサンプルリターンを行う。
(ここでS型小惑星とかC型小惑星というのは、小惑星のスペクトル分析から生じた分類で、「いとかわ」は珪素(岩石)質が主成分の小惑星なのでS型となる。C型小惑星は炭素(C)質が多い小惑星。この他、ニッケルや鉄などの金属が多いM型小惑星・等がある。)

★【2】宇宙起源の水と有機物の化学進化を調べる。
このために、次回の「はやぶさ2」には水の有無や有機物を調べられる赤外線分光器を備える。
(宇宙空間のような真空の環境では水が「氷」として存在している。また、隕石衝突などによる熱と炭素や氷が溶けてできた水に溶け出した物質などの影響により、複雑な有機物ができている可能性がある。)

★【3】前回の調査で小惑星内部に空間が多いことがわかったが、今回は、表面に物質を衝突させて、穴を開け、内部の探査を行う。そして物質を地球に持ち帰る。
http://www.jaxa.jp/press/2010/07/20100714_sac_hayabusa2.pdf

◎「はやぶさ」カプセル展示会
●相模原市立博物館(7月30日~31日)9;30~17:00
 JAXA相模原キャンパス特別公開日(同上)
http://www.isas.ac.jp/j/topics/event/2010/0730_capsule.shtml

◎JAXA HomePage
http://www.isas.ac.jp/j/index.shtml

植木淳一

3 件のコメント:

Po さんのコメント...

はやくも2号の計画がなされているのですね。
動機が純粋でまじめならば
また成功する可能性が高いと思います。
楽しみですね!

Wood さんのコメント...

そうですね。次回の「はやぶさ2」も大成功を期待します。

通常、こうしたプロジェクトの成否は、様々な管理能力と技術的な能力に裏打ちされます。
つまり、衛星の設計の段階から完成、実際の打ち上げと運用、そしてプロジェクトの完遂まで、個々の部品の品質管理とか調達、それを組み上げた製品の品質(性能)の検査、打ち上げの手順、衛星の軌道の決定能力や修正能力、地上と衛星との通信能力や運用能力、万一の時のエラーやトラブル回避方法の設定やトラブル回避能力など、それを保証する人員や機器の配置などを完璧に維持しておかなければなりません。
それらの管理能力とかプロジェクトの運用能力、またセキュリティ管理などの土台として、プロジェクトに関与する人達の業務に対する誠実さや熱意等が精神的能力として必要だとは思われます。
また、過去に国連では、宇宙空間が平和利用にのみ利用されるべきだという決議がありました。JAXAに関して、防衛用の仕事も出てくると思われますが、この動機に関して「はやぶさ」は理科学的な探査が主業務ですから、全然問題ないと思います。
植木

Wood さんのコメント...

以前に、某衛星の中の電子回路に組み込まれていた、コンデンサーの足(電線)のプラスとマイナスが逆に取り付けられていることが発覚して、その部品の取り付けを変えるために打ち上げは延期となった事がありました。
衛星の組み上げは、それくらいでデリケートなのです。
衛星には、そうした部品が何万点も取り付けられているし、衛星ひとつの打ち上げに関与する人数は何百人もいるので、まともな管理が必要なのです。