2011年2月6日日曜日

★新戦略核兵器削減条約が発効!!!

2月5日、ロ米戦略攻撃兵器削減条約"START3"が正式に発効しました。
これで、ロシアと米国は所有している戦略核弾頭の数を今後七年間でほぼ三分の一に減らすことになります。
これは「オバマ大統領」が提唱している「核なき世界」への大きな前進と見るべきでしょう。
同条約の効力の期限は10年。しかし双方が望めば、さらに5年延長できる。また、ロ米両国議会で文書案が通過する過程で「留保条件」がつけられている。それは、ロ米両大統領の善意ある意向も、2021年の期限満了前に、2016年にも無効となる可能性があるというもの。
ロシア国防省は、新条約によれば発効から7年で、大陸間弾道ミサイル、潜水艦発射および戦略爆撃機による弾道ミサイルの配備数を合計で700に、また戦略核弾頭の配備数を1550に削減することが約されていると説明する。その際に運搬手段の総保有数は800を超えてはならないことが決められている。

今後は、なんとか無事に、期間内に条約の成果をあげてほしいと考えます。

http://japanese.ruvr.ru/2011/02/05/42896976.html

また、それ以後の条約には、世界の他の全核保有国にも参加を呼びかけ、全世界的な削減か規制を行ってほしいと考えます。それにより世界は、より安全で平和になってゆくと考えるからです。
しかし、全世界から核兵器を無くすことは現時点では無理だと思われますが、そのためにこそ、包括的な削減交渉を行い続ける必要があると考えるわけです。つまり、何かやっていれば機運だけでもできるだろうという期待があるわけです。

ところで、世界を平和に導くのには、核兵器が合ったほうが良いという考え方もあります。つまり、そうした核保有国には普通、攻撃をかけないからです。そうなると、どこの国も核兵器を持ちたくなるのは当然でしょう。どこの国も優位に立ちたいからです。そうなると、核兵器を持つ国が増えて、逆に世界は危険でいっぱいになります。ここに平和と戦争へのバランスがあります。結局、どれくらいの核兵器数保有を適正と見なすかでしょう。

最終的には、日本の江戸時代のように、戦争がなくなり、平和な国になって、国民すべてが平和ボケするような状態になれば良いと考えます。つまり、世界が平和になり続けて、世界中の国民が(核)兵器などはいらなくなると思う状態がベストだというわけです。そうなるまでは、戦争を起こさない努力をし続けることが良いと思うのです。

植木淳一

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